Gmailを使用してみて

昨年9月17日からgoogle社のGmailを利用しています。きっかけは、昨年何かの雑誌で読んだ野口悠紀雄氏の文章に、Gmailが紹介されていたからでした。 聴講していた大学院の参加者の中にもGmail利用者がおり、「検索が早いです。」という感想もあってやってみることに。ちょうどその時期、パソコンが壊れて中のデータが取り出せなくなりそうだったので、これまでのメールのデータが見れなくなったらどうしようと思ったいた時でもあったため、余計に関心が高かったことも動機になりました。実際に8カ月使用してみての感想は「やって良かった」につきます。具体的な良い点は、以下の通りです。 1.無料って聞いたけど保存容量がすぐ満タンになるんじゃない? 今日現在7.3GB保存できるので全く問題なし。各プロバイダーのwebmail容量は少ないのですぐに満タンになってしまったけど、私の場合、officeデータや画像データをこの8ヶ月間利用しても、まだ60MBにしかなっていなくて使用率0%。ちなみにこの保存容量は毎日増加していっています! 2.Gmailにかえちゃったら今までのメールアドレス変更するのめんどいな。 Gmailの設定欄にアカウントというタブがあり、そこで既存のメールアドレスへのメールも受信できるように設定できます。この設定により、リアルタイムで今まで利用していたE-mailアドレスに届いたメールを見ることができます。ちなみに私は学生時代にDIONと契約したため、未だにE-mailはDIONです。メールだけの利用に契約を切り替えたので今ではE-mailアドレス使用代262円のみを支払っています。 また、別の設定をすれば、送り元の自分のE-mailアドレスをGmailからではなく、これまで使用していたE-mailアドレスから送るようにも出来ます。これで、迷惑メール扱いされずに相手にきちんとメールが送れます。 3.アドレス登録めんどいな こちらもちゃんとインポート機能が付いていて、Outlook Expressに保存してあったアドレスをインポートすることで、これまで同様に相手に送ることが出来ます。 4.インターネットが繋がらなくなったり、グーグル社のサーバーが調子悪くなった時メール見れないじゃん。 最近この点についてGmailに改善がみられ、「オフラインGmail」という機能が付かされました。簡単にいえば、web上に保存したデータを念のためパソコン上に保存してしまう機能です。これで、オフライン時も、自分のパソコン内にメールデータがあるので、メールを送る以外の操作は可能となります。「じゃあ意味ないじゃん」と思われるかもしれませんが、これはデータ消滅のリスク分散という点で非常に重要です。 もともとパソコンでメールをしていた時にパソコンが壊れてメールが見れなくなったらどうしようという理由でGmailを始めました。結果、グーグル社がつぶれるかサーバーが壊れない限りはデータは保存されることに。自分のパソコンが壊れるリスクの方が高いので余程ましです。しかし重要なことは、自分のパソコンE-mail vs Gmailという構図ではなく、両方に保存することで最低どちらかにはきちんとデータが残るという発想です。なお、この発想は西田(2009)で知りました。 5.自分のパソコン以外のパソコンからGmailを見る時に、万が一Officeソフトが入っていないパソコンでは相手からの添付ファイルが開けないじゃん。 その場合も、ちゃんとグーグルドキュメントという機能があり、Word/Excel/Power point/PDFでも開くことやデータ入力も可能です(但し、再現力は100%ではない)。 最後に、webmailの時からそうですが、Gmailに替えたことにより自宅だけでなく、他人のパソコンでも出先からでも海外からでも自分宛てに届いたメールが読めるという利点は大変重宝しています。 この機会に、Gmailはじめてみませんか? 【引用文献】