「あぶれ手当支給、1年半で1人 日雇い派遣支援策、機能せず」『中日新聞』2009年5月9日

昔、一度だけ白手帳を見たことがある。そもそも、保険印紙を準備している派遣会社がどれだけあるだろうか・・・。 以下、中日新聞HPより転載。(赤文字は、筆者による)
「あぶれ手当支給、1年半で1人 日雇い派遣支援策、機能せず」『中日新聞』2009年5月9日 日雇い労働者が仕事のない日に支給される日雇い労働求職者給付金(通称・あぶれ手当)の対象に日雇い派遣労働者も含まれてから約1年半たつにもかかわらず、支給が4月末時点でわずか1人にとどまっていることが9日、厚生労働省への取材で分かった。  給付金を受ける際に必要な日雇い労働被保険者手帳(白手帳)の取得も4人だけ。周知不足や手続きの煩雑さが原因とみられ、派遣先が毎日変わるなど不安定な日雇い派遣労働者への支援策が機能していない実態が浮き彫りになった形だ。  給付金は、2カ月間に日雇いで26日以上働いた場合、3カ月目から失業日に日額7500-4100円が支給される。労働者はハローワークで白手帳の交付を受け、1日働くごとに保険印紙を派遣会社から張ってもらう必要がある。 受給者が少ない原因について労組などは、給付金の存在自体が知られていないことや手帳取得、印紙添付といった手続きの煩雑さを指摘している。  厚労省は3月、派遣会社に給付金の存在を周知するよう指導。手続きの運用を一部緩和したが、その後も白手帳の交付はない。
(共同)