「論文解釈のピットフォール」『週刊医学界新聞』

『週刊医学界新聞』第2825号2009年4月6日から、「論文解釈のピットフォール」という連載が始まった。著者は、植田真一郎氏(琉球大学大学院教授・臨床薬理学)。 EBP(practice)、EBS(social work)の議論の中で取り上げられることの多いEBM。①論文から事実・適切な解釈を読み取るだけの能力や視点(例:PECO)が要求されること、また②「メタ解析」や「システマティックレビュー」で効率的に情報収集する場合にも落とし穴があることなどピットフォール(落とし穴)があることが紹介されている。 EBSの議論は、あくまで抽象的な議論レベルに留まっており臨床面における研究が蓄積されている訳ではない。臨床家がそういった研究に量的にも質的にも取り組まなければ、単なる言葉遊びに終わってしまうであろう。 【第1話】 (第2825号2009年4月6日) 臨床研究の論文を正しく読むことは大切だけど,けっこう難しい第2話】 (第2829号2009年5月11日) アブストラクトと図の斜め読みはあぶない