三重県医療ソーシャルワーカー協会が今年度研修計画を発表

三重県医療ソーシャルワーカー協会は5月26日、同協会HPにて「平成21年度三重県MSW協会研修年間計画」を発表したました。 全体・初任者・中堅者・学生に対象者を分けて計13の独自研修を実施。併せて、今年度は東海ブロック研修会(愛知・岐阜・三重・山梨の東海ブロック4県の医療ソーシャルワーカー協会が合同で開催する研修会)の主催県でもあります。県協会並びに県協会研修担当者の皆さんの献身的な取り組みに頭が下がる思いです。 研修計画の中で興味を引いたのは、7/26に開催される初任者研修セッション⑩です。「医療ソーシャルワーカー業務の実際」と題して、急性期病院/回復期リハビリテーション病院/療養型病院/緩和ケア病棟/老人保健施設/介護支援専門員それぞれが医療ソーシャルワーカーとして業務を紹介するとのこと。いつも部分部分でしか話を聞けないため、こういう風に一同に会して話ができることは全体を鳥瞰するためにはとても良いですね。 また、同協会の研修の特徴は大学教員ではなく臨床家たちが講師を務めていることだと思います。例えば初任者研修の後半、援助技術や事例検討のセッションにおいて、通常であれば有名な教員を講師に招いて行うところを、同協会研修部長であり、私と同年の山田赤十字病院伊藤隆博氏が講師を務める当たりは、なかなか踏み切れることではなくすごいことだと思います。臨床家が臨床家を育てる。そういった当たり前のことを実践している研修だと思いました。