新刊案内

なかなか、興味深い内容です。でも最近こういった本をじっくり読むことが出来なくなっています。悩ましい問題です・・・。
◆シリーズ名 貧困研究 ◆著・訳者名 貧困研究会 編 ◆本体価格 1800円 ◆体  裁 B5判 / 横組 / 並製 / 表紙 ◆頁  数 164頁 ◆刊行年月 2009.05 ◆I S B N 4-7503-2988-6 ◆キャプション 日本における貧困研究の深化・発展、国内外の研究者の交流、そして貧困問題を様々な人々に認識してもらうことを目的として発刊された、日本初の貧困研究専門誌。第2号は「派遣村」など貧困問題をめぐり激変する状況の先に見える課題をとらえる。(年2回刊) ◆内容構成 巻頭のことば  今こそ貧困調査の実施と生活保護制度の改革を(布川日佐史) 特集●流動社会における新しい貧困のかたち――貧困研究会第1回研究大会共通論題より  共通論題実施にあたって(村上英吾)  住居喪失不安定就労者に関する厚生労働省全国調査について(北條憲一)  若年ホームレス生活者への支援の模索(沖野充彦)  ネットカフェ生活者の雇用と住居の流動性(村上英吾)  三報告へのコメントと論点開示――「新しい貧困」の分析視角をめぐって(垣田裕介)  三報告へのコメントと論点開示――労働組合運動の視点から(河添誠)  さまざまな貧困の「かたち」とその意味――シンポジウムまとめに代えて(岩田正美)   追悼:貧困研究者・江口英一先生を悼む(岩田正美) 小特集●貧困研究の課題 〈I〉医療と貧困  1.貧困・所得格差と健康――貧困の絶対性と相対性の観点から(近藤尚己/イチロー・カワチ)  2.わが国の貧困と医療の課題――英国との比較から(高鳥毛敏雄) 〈II〉若者と貧困  1.若者の貧困を見る視点(宮本みち子)  2.自己責任論とアンダークラス論を乗り越えるために――若者と貧困に関する実証研究の課題(西田芳正) この人に聞く 第2回  派遣村の先に見えるもの――メディアと貧困問題(インタビュー:青木紀)   水島宏明(テレビディレクター)   東海林智(毎日新聞記者)   斎藤貴男(フリージャーナリスト) 投稿論文  アメリカにおける「個人開発口座IDAs」の展開――資産ベース福祉政策に関する予備的研究(野田博也)  日本の教育費制度と貧困問題――修学資金制度の利用実態を通じて(鳥山まどか) 書評論文  ポール・スピッカー『貧困の概念――理解と応答のために』(小西祐馬)  阿部彩『子どもの貧困――日本の不公平を考える』(山野良一) 海外貧困研究動向  フランスにおける貧困研究 マリーズ・マルプサット(訳:福原宏幸) 国内貧困研究情報  1.貧困研究会第1回研究大会報告   第1分科会報告:社会的包摂政策の現在――欧州と日本(座長:中山徹)   第2分科会報告:子どもの貧困と健康・障害(座長:松本伊智朗)   自由論題の記録と論点整理(座長:下村幸仁)  2.興味深い統計と数字の動きを見る   多重債務と貧困――公的統計・調査からみる日本と米国の現状(宮坂順子) 貧困に関する政策および運動情報  2008年8月~2008年12月(村上英吾/五石敬路/鳥山まどか/松本一郎)  「貧困問題」キーワード解説(大澤真平)  貧困研究会規約  原稿募集及び投稿規程  編集後記