新刊案内

逆転の発想。成功例ではなく失敗例を収載。 以下、出版社HPより転載。
【内容】  パップ,ラザラス,ランクトン,シャピロ,ミラー,ノークロスをはじめとして,総勢22名の錚々たるマスター・セラピストたちが,忌憚なく過去の失敗を語るこの本は,理論を自ら構築し臨床実践してきたひとびとの「生の声」を私たちに届けてくれる。  各章の記述は,自らの失敗面接について真面目に分析/省察しているものもあれば,失敗はあったはずだがよく思い出せないというもの,そもそも自分の辞書には失敗という語はないかもしれない……と語るもの,自分の弱点はこの場では語らない,と断言するものなど,種々多様である。「面接中,自分の冷酷な部分にスイッチが入ってしまった」,「初回面接で『若造,よく聞くがいい』と話しかけられた」,「面接中,つい居眠りしてしまい,起きた瞬間耳に入ってきたことばが,『このことは私が人生で初めて打ち明けることなのです』だった」……  マスター・セラピストたちの,信じられないほど正直に失敗からの成長を告白する姿により,あなたの明日の面接が,今日より少し肩の力の抜けた,より良いものとなることを願い訳された1冊。 【おもな目次】 序章 一流・二流・三流:まずい面接の要因 第1章 ジェフリー・A・コトラー:肝心なこと 第2章 ジョン・カールソン:終わりのない物語 第3章 ペギー・パップ:穴があったら入りたい 第4章 アーノルド・A・ラザラス:謙虚な気持ちをたっぷりと 第5章 バイオレット・オークランダー:学んだことを生かすことでよしとする 第6章 リチャード・シュワルツ:私の一部の批判的な部分 第7章 ウィリアム・グラッサー:早く帰ってください 第8章 スティーヴン・ランクトン:クライアントのことばを使うこと 第9章 フランシーン・シャピロ:セーフガードを備えておくことの重要性 第10章 レイモンド・コルシーニ:ひとつのアプローチにこだわらない 第11章 ジョン・グレイ:まずい面接を経験して 第12章 フランク・ピットマン:危ない橋を渡ること 第13章 サム・グレイディング:右に行くべきときに,左に行ってしまった 第14章 スーザン・M・ジョンソン:自分の無力さを感じて 第15章 パット・ラブ:内なる声に耳を傾けること 第16章 アーサー・フリーマン:自分の力を過信しないこと 第17章 ジョン・C・ノークロス:激しい敵意に満ちた50分 第18章 レン・スペリー:専門家としての我を忘れて 第19章 スコット・D・ミラ:自分としたことが 第20章 マイケル・F・ホイト:冷静にものごとを見る目を失って 第21章 リチャード・B・スチュアート:期待しすぎて 第22章 ミシェル・ワイナー‐デイヴィス:2度も走った稲妻 第23章 失敗から学んだいくつかの共通のテーマとその教訓 「日本語版への序」より 「訳者あとがき」より 「監訳者あとがき」より