新刊案内

ポール・クルーグマンの新刊です。 以下、AmazonHPより転載。 内容紹介 日本は「失われた10年」の教訓を活かせるか―― あの大不況を超える世界規模の経済危機が日本に襲いかかっている。 実質GDPの前期比は年率換算で14・4%マイナス、15.2%マイナス(速報値)と、2期連続で戦後最悪を更新しそうな勢いである。楽観論・悲観論と無責任な言論・主張が日本国内でも飛び交うなか、2008年度ノーベル経済学賞受賞者が、日本人のために「正論」を説いた!いま最高峰にいる「闘う」経済学者が、現実をシビアに直視しつつ、あらためて日本経済への処方箋を直截簡明に述べた本書は、日本人のために、わざわざ語りおろされたものであり、日本がどうすべきか、アメリカそして世界経済はどうなるかという大命題を、経済が苦手な人々にもよくわかるように言及している。 より力強い金融・財政政策を断行し、ほどよいインフレにしていくことが、いまの日本に必要とされている。巻末には、気鋭の論客・若田部昌澄氏が解説をしている。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) クルーグマン,ポール 1953年、ニューヨーク州生まれ。エール大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、スタンフォード大学で教鞭をとり、現在はプリンストン大学教授。レーガン政権で大統領経済諮問委員会委員、また、IMF世界銀行、EC委員会のエコノミストを歴任。NYタイムズのコラムニストとしても知られる。日本では、インフレ・ターゲット論の提唱者として名高いが、主な研究分野は国際貿易である。91年にジョン・ベイツ・クラーク賞受賞。2008年にはノーベル経済学賞を受賞する 大野 和基 1955年、兵庫県西宮市生まれ。東京外国語大学英米学科卒業。79年に渡米、コーネル大学で化学を、ニューヨーク医科大学基礎医学を学ぶ。その後、現地でジャーナリストとしての活動を開始、医療問題からスポーツ、経営、経済まで幅広い分野での取材・執筆を行っている。97年に帰国し、現在も海外での取材に従事しつつ、執筆・翻訳活動に精力的に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)