新刊案内

ちくま書房からは2冊興味深い新書が登場。
○内容 崩壊した周産期医療。お産難民、妊婦たらい回し、未受診飛び込み出産…。少子化の進むいまの日本に、いったい何が起こっているのか。私たちはどうすればいいか。 ○目次 プロローグ 周産期医療の現実 第1章 産み場所はなぜ消えるのか 第2章 増える「危うい」妊娠 第3章 増える「困った」妊婦 第4章 逃げ出す医師たち 第5章 被災地・NICU 第6章 助産師は時代の救世主か? 第7章 安心して産むために エピローグ 絶滅危惧種 ○著者略歴 軸丸靖子[ジクマルヤスコ] 宮崎県出身。医療ライター。2004年5月、米コロンビア大学公衆衛生大学院修士課程修了。帰国後は医学・医療全般に関する取材・編集活動を続けている。日本医師会総合政策研究機構研究員、医学週刊誌「Medical Tribune」編集部、インターネットニュース「OhmyNews」編集部を経てフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
○内容 高度成長を支えた古い共同体が崩れ、個人の社会的孤立が深刻化する日本。人々の「つながり」をいかに築き直すかが最大の課題だ。幸福な生の基盤を根っこから問う。 ○目次 コミュニティへの問い 第1部 視座(都市・城壁・市民―都市とコミュニティ;コミュニティの中心―空間とコミュニティ;ローカルからの出発―グローバル化とコミュニティ) 第2部 社会システム(都市計画と福祉国家―土地/公共性とコミュニティ;ストックをめぐる社会保障―資本主義/社会主義とコミュニティ) 第3部 原理(ケアとしての科学―科学とコミュニティ;独我論を超えて) 地球倫理の可能性―コミュニティと現代 ○著者略歴 広井良典[ヒロイヨシノリ] 1961年岡山市生まれ。東京大学・同大学院修士課程修了後、厚生省勤務を経て2003年より千葉大学法経学部教授。この間マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員。社会保障や環境、医療に関する政策研究から、時間、ケア等をめぐる哲学的考察まで、幅広い活動を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)