新刊案内

興味深い新刊を2点紹介します。
『エコノミスト』2009.9.1号 タイトルは興味深かったですが、内容はイマイチ。 定価　６００円 ◇【特集】病院崩壊 ・放漫経営で自治体病院の８割が赤字　改革は待ったなし　　　　塚崎　朝子

・山形県　日本海総合病院の誕生　診療科を集約　初年度から大幅収益改善

・福岡県　改革の大ナタを振るう　すべての県立病院の直営を廃止

・国立大学病院　今年度８割が赤字の見込み　研究体制も崩壊に瀕している　　　　嘉山　孝正

・私立大学病院　思い切った人材とマネジメント力の強化が必要　　　　小宮　清

・データで見る医師・病院不足　「医療供給」のアンバランスが医師不足を感じさせている　　　　南　敦子

・経営が悪化した自治体病院を引き継ぐ社会医療法人　　　　吉田　法男

・医師不足を補う　「ナースプラクティショナー」にかける期待　　　　塚崎　朝子

・医療資源の適正配分　求められる地方分権と医療統計の整備　　　　井伊　雅子

・ＤＰＣデータの蓄積で病院も患者も利益を得る　　　　伏見　清秀

・レセプト、健診データの活用で医療の質向上と効率化を　　　　岡本　悦司

・医療機関もグローバル化を目指す　　　　真野　俊樹

◇【特集】ＩＴコスト激減 「クラウド」の衝撃

・次世代ＩＴインフラの主役　クラウド・コンピューティング　　　　城田　真琴／尾村　洋介

・遅まきながら動き出した国内のＩＴ企業　　　　尾村　洋介

・インタビュー　セールスフォース・ドットコム日本法人　宇陀　栄次社長　「日本にデータセンターを作り、顧客をもっと増やしたい」

田近栄治・尾形裕也 編著『次世代型医療制度改革』ミネルヴァ書房,2009.8 ○概要 「医療保険」と「医療サービスのあり方」の二つの側面から，わが国の医療制度の抜本的な改革のあり方を示し，それを支える仕組みについて検討する。 ○目次 はしがき 序章　本書の目的と構成 　第 I 部　次世代型医療制度の提言 第１章　医療保険制度の改革 第２章　医療サービス提供のあり方の改革 　第II部　次世代型医療制度をささえる仕組み 第３章　各国医療保険制度――保険者改革への含意 第４章　保険者機能の強化について 第５章　医療保険者による保健事業への取り組みの意義と効果 第６章　診療報酬制度におけるＤＰＣ包括評価の意義 第７章　民間医療保険の役割 索引