書籍案内

昨日、江南厚生病院で開かれた第4回愛知アルコール連携医療研究会にて、演者の猪野亜朗氏(かすみがうらクリニック副院長)が紹介してくれた本。興味深かったので早速購入。 同書のFRAMESという「介入時の原則」について説明があった。 FRAMESで伝える ○Feedback(情報のフィードバック) ○Responsibility(自己責任) ○Advice(アドバイス) ○Menu(メニュー) ○Empathy(共感) ○Self-efficacy(自己達成可能感)


イリアム・R. ミラーほか(松島義博ほか訳)『動機づけ面接法』星和書店,2007.6 【著者紹介】 ウイリアム・R・ミラー ニューメキシコ大学の心理学および精神医学の傑出した教授であり、同大学のアルコール依存症・物質乱用及び物質嗜癖センターの指導者の一人である。 ステファン・ロルニック ウェールズ医科大学の一般内科部門に所属しており、またイギリス国営健康サービスの中で、臨床心理士として長年働いてきた。彼は多くの国と大陸で、多数の臨床家を訓練し、幅広い調査と研究の論文を発表している。 ○内容 人が変わってゆく過程を援助する技法として、いまや世界標準となっている動機づけ面接法。依存症治療をはじめ、精神科領域全般、また内科領域では高血圧・糖尿病などの生活指導、さらに一般企業における教育など様々な領域で使用されている。医師、ソーシャルワーカー臨床心理士、看護師、自助グループに関わる方など、医療・福祉に従事する人にとっては必修の技法! ○目次 第 I 部 基礎理論編 第1章 なぜ人は変わるのだろう? 第2章 アンビバレンス(両価性)変わることのジレンマ 第3章 変化を促進する

第 II 部 実践編 第4章 動機づけ面接法とは 第5章 変化と抵抗 硬貨の両面 第6章 第1段階 変化への動機を構築する 第7章 チェインジ・トークへの応答 第8章 抵抗への応答 第9章 自信を深める 第10章 第2段階 「変わる」決意を強化する 第11章 実際の症例 第12章 倫理的考察 第III部 動機づけ面接の学習編 第13章 学習を振り返って 第14章 学習を促進する