DPC追加調査結果が報告される 社会福祉士は…

7月7日の拙記事「DPC新たな機能評価係数議論に社会福祉士が再浮上」にて取り上げた、10月26日に開かれた追加調査の結果が平成21年度第12回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会にて発表された。 ○新たな機能評価係数に係る特別調査 人員配置とチーム医療 DPC算定病床あたりの病棟勤務時間(社会福祉士)と平均在院日数(p34) →顕著な差見られず。1病床あたりの社会福祉士病棟勤務時間が増大しても、平均在院日数は短縮化されない。 病棟での勤務状況 (社会福祉士)とDPC算定病床数(p35) →300床までは病床が増えると、病棟での勤務状況(全就労時間に占める病棟での勤務時間の割合)も増加傾向となるが、300床以上になると、逆に減少傾向へと変化する。 ※なお、病棟での勤務時間には、相談室で行う面接時間もカウントしても良いと調査票作成ルール(13/13ページ)には書かれていたためその時間も反映されている(ハズ)。 ○平成21年度調査 新たな機能評価係数に係る特別調査集計結果(速報) 病院票 問17 病院全体の職員数(社会福祉士)常勤(p26) 病院票 問17 病院全体の職員数(社会福祉士)常勤+非常勤(常勤換算)(p26) ※他職種に比べて圧倒的に配置が少ないことが良くわかる。なお、DPC病院・準備病院における社会福祉士の配置割合という基礎資料にはなる。 【参考資料】 ・「DPCの新機能評価係数 救急医療・診療ガイドライン・人員配置の評価項目導入に黄信号、検討は継続(2009.10.27,2.05)資料救急医療体制の評価では可能性も(中医協情報:DPC)」『Online Med』2009.10.27 ・「新係数の候補、絞り込み進まず-DPC分科会」『CBニュース』2009.10.26