「障害認定訴訟 国が控訴断念へ」『NHKニュース』6月10日

こういう実態があることは知りませんでした。大変勉強になりました。 【関連】 障害等級訴訟:顔やけど労災補償、男女差「違憲」 国の認定取り消し ...毎日新聞 - 2010年5月27日 顔などの傷、障害等級の男女差は違憲…京都地裁が取り消し命令- 読売新聞 顔のやけど跡、男女差は違憲=労災保険法の障害等級-男性の訴え認める ...- 時事通信 労災障害等級とは- 日本経済新聞 以下、NHKニュースより転載。
「障害認定訴訟 国が控訴断念へ」『NHKニュース』6月10日 労災事故によって顔などに傷を負った男性が、障害の程度は女性よりも軽いと認定されたのは不当だと訴えた裁判で、厚生労働省は、先月、京都地方裁判所が「男女で差をつけるのは憲法に違反する」とした判決について、控訴を断念し、障害の認定基準を見直す方針を固めました。 この裁判は、京都府の男性が15年前に、勤務中の事故で顔などにやけどのあとが残り、労災を求めた際に補償金額に反映される障害の重さを女性より低く認定されたのは不当だとして、国に見直しを求めたもので、先月、京都地方裁判所は「性別によって差別的な認定を行うのは不合理で憲法に違反する」として、男性の訴えを認める判決を言い渡しました。これについて、厚生労働省が検討を進めた結果、「性別の違いによって労災の認定基準を変えて男女の補償金額に大幅な差をつけることに理解を得るのは困難だ」として、10日までに控訴を断念する方針を固め、法務省などと最終的な協議を行うことを決めました。そのうえで、「現在の認定基準は見直す必要がある」として、今後、認定基準の見直しを進めることにしています。