「高齢・障害者の出所後を県支援 福井でセンター開所」『福井新聞』2010年6月10日

なるほど、福井県では福井県社会福祉士会が件の委託を受けて地域生活定着支援センターを運営するのですね。新しい分野には社会福祉士の配置が明記されるようになりましたが、福祉事務所や高齢・障害・児童・生活保護施設といった従来からある分野では、関係者の努力にも関わらず、相変わらず社会福祉士の配置が明記されません。 以下、福井新聞HPより転載。
「高齢・障害者の出所後を県支援 福井でセンター開所」『福井新聞』2010年6月10日 刑務所を出た後の自立が難しい高齢者や障害者を支援する「県地域生活定着支援センター」が10日、福井県福井市月見3丁目の県社会福祉士会事務局にオープンした。保護観察所などと連携し、出所した人の生活保護や年金の受給申請の手助けをするほか、受け入れ先の福祉施設を紹介していく。

 このセンターは、対象者の社会復帰を支援し再犯を防止するため、国が本年度から都道府県ごとに設置を求めていた。県が本年度、国の補助金約1400万円で県社会福祉士会に運営を委託した。

 センターの主な業務は事前調整と、受け入れ先の調整の2点。福井刑務所から出所する人の場合、収容中に受刑者と面接し、出所後に必要な福祉サービスの聞き取り調査を行う。

 その上で、帰住予定地が県内なら市町などと準備を進める。県外希望の場合も他県のセンターと連絡・調整を行う。県によると、県内の対象者は年間10人程度とみられる。

 午前10時から行われた開所式では、県社会福祉士会の水野正伸会長と柿木孝勇県地域福祉課長が、事務所入り口に看板をかけた。