勘違いする人・しない人

介護予防ケアマネジメントの実施者は指定介護予防支援事業所である。ただし、指定居宅介護支援事業所に委託することも可能だ。地域によって、指定介護予防支援事業所だけでは対応しきれない数の介護予防サービスを利用する要支援者がいれば、指定居宅介護支援事業所への委託も増えることになる。 反対に介護予防サービスを利用する要支援者が既存の指定介護予防支援事業所だけで対応できる場合は指定居宅介護支援事業所への委託も少なくなる。 要介護者が介護サービスを利用する場合、指定居宅介護支援事業所を自由に選ぶことができる。しかし、要支援者が介護予防サービスを利用する場合には、指定介護予防支援事業所を自由に選ぶことは出来ない。 そのため、職員の質がどれだけ悪くても介護予防ケアマネジメントを当該事業所に依頼せざるを得ない訳である。どんな職種でもまずは一人の人間でありその人の生来の資質によって、立ち振る舞い方はさまざまだ。つまり、自分たちしかできない業務となった時に、以下2つの行動をとることになる。 ①責任の重さを辛辣に受け止めて切磋琢磨する ②自己の都合が良いように対応する これは、行政にも同様のことが言える。②の行動パターンの職員が担当となってしまった場合は、クライエントにはお気の毒としか言いようがない状況が待っている・・・。 自分たちしかできない業務を前にして、勘違いする人・しない人、様々な人がいるものだ。