新刊案内

社会政策 第2巻第2号(通巻第6号) 本体2,500円+税、B5・132ページ 2010/12/20発売 以下、出版社HPより引用 ○内容説明 社会政策学会誌第2巻第2号(通巻第6号)。特集記事は「最低賃金制度と生活保護制度」。非正規労働の拡大など、労働環境が大きく変化し、ワーキング・プアといった問題に直面している今、現行の最低賃金制度と生活保護制度の整合性を検討する。また、これまで標準型と考えられてきた労働者生活が崩壊するなかで、各制度が保障しているものの妥当性を再検討する。 ○目次 巻頭言 「新しい社会政策の構想」に期待する(田端光美) 特集 最低賃金制度と生活保護制度:仕事への報酬と生活保障の整合性    ――社会政策学会第119回大会共通論題 最低賃金制度と生活保護制度   ――仕事への報酬と生活保障の整合性(岩田正美) 最低賃金の目的における変化と現実の地域別最低賃金の妥当性(吉村臨兵) 保護基準とはいかなる意味をもつ基準か   ――生活扶助基準算定方式と標準世帯(岩永理恵) 国際的パースペクティヴから観た最低賃金・社会扶助の目標性(山田篤裕) 投稿論文 日本における「社会政策」概念について   ――社会政策研究と社会福祉研究との対話の試み(金子良事) 定着率を高める個人加盟ユニオンの戦略と構造   ――首都圏青年ユニオンの事例をを中心に(橋口昌治) 現代における労働者自主生産運動の特質   ――自主生産ネットワークの事例から(杉村めぐる) ベーシックインカムフェミニズム   ――ベーシックインカムは「口止め料」か「解放料」か(堅田香緒里) 書 評 金 成垣著『後発福祉国家論』(評者:菊地英明) 阿部 彩著『子どもの貧困』(評者:室住眞麻子) 川口 章著『ジェンダー経済格差』(評者:塚原康博) 石田光男/富田義典/三谷直紀著『日本自動車企業の仕事・管理・労使関係』(評者:青木宏之) 猿田正機編著『トヨタの労使関係』(評者:樋口純平) Summary 学会関連資料