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ソーシャルワークの総論本は多いですが、こういった即物的な本は社会福祉研究者・臨床家からはなかなか出版されません。100点を求めてじっくり取り組むよりは、70-80点をまず取れる様にして、そこから点数を上げていく方が、マクロでの臨床家養成には適しているように思います。 即物的な本で、社会福祉実践者が書いた本としては次のものがあります。急性期病院へ異動になった当初本当に重宝しました。 ※日総研HPによれば、2010年度版は品切れ絶版。2011年度にも改訂版が出版されるようです。毎年改訂していますね(驚) 黒木信之編『患者さんにそのまま見せる!医療福祉相談の本 10年度版』日総研
東京都大田区通所介護事業者連絡会編『デイサービス生活相談員 業務必携』日総研,2011.1.20 B5判 176頁+CD-ROM 定価3,500円(税込) (本体価格 3,333円) ISBN 978-4-7760-1537-6 ○目次 第1章 デイサービスの生活相談員とは 1.デイサービスにおける生活相談員の位置づけ 2.生活相談員の業務を3つの視点で考える 3.生活相談員の専門性とは 4.キーワードは「連携」 第2章 生活相談員に求められる役割 1.通所介護計画書を作成するための視点 2.ソーシャルワークの視点 3.面接技法 4.生活相談 5.家族との連携・対応 6.地域・関係機関との連携 7.事業所内の利用者間,職員・職種間の調整 8.苦情等の対応 第3章 経営的側面での役割 1.新規利用者獲得に向けた業務 2.居宅介護支援事業所との密なる連携 3.稼働率アップのためにすべきこと 第4章 生活相談員の業務手順 1.利用契約 2.介護給付通所介護計画書作成 3.介護給付モニタリング 4.介護給付サービス担当者会議 5.予防給付通所介護計画書 6.予防給付モニタリング 7.予防給付サービス担当者会議 8.サービス提供票 9.給付管理 10.進捗管理 11.記録 12.ケアマネジャーとの連携 13.事業所内連携 14.月次書類メンテナンス 15.行事の企画・運営 16.調査・統計 17.施設備品管理 18.会計経理 19.勤怠管理 20.送迎(送迎前の準備,送迎時,事故発生時) 21.相談援助 22.実習生の受け入れ 23.ボランティア対応 24.研修 25.事業計画 26.事業報告 第5章 生活相談員の連携・調整業務事例 事例作成にあたり 1.生活相談員業務(利用開始から終了まで) 2.生活相談員の連携・調整業務   事例1 他の利用者に大声を上げ暴力をふるう利用者   事例2 隣の席の利用者の食事を食べてしまう利用者   事例3 利用者の認知症を理解しない家族   事例4 自己負担分の支払いが滞る利用者   事例5 入浴拒否が見られる利用者   事例6 長い時間車に乗っているのが難しい利用者   事例7 外出準備が整った直後でなければ乗車しない利用者〔通所拒否〕   事例8 通所することを納得していない利用者〔通所拒否〕   事例9 若年性アルツハイマーの進行によりサービスが合わなくなった利用者   事例10 排泄介助やリハビリパンツの着用を拒否する利用者   事例11 集団行動になじまずクレームをつける利用者   事例12 就寝・起床時間が遅く,迎えの時刻に起きられない利用者   事例13 愚痴をこぼす利用者   事例14 送迎の際に家族が不在で帰宅できない利用者   事例15 利用者同士で物のやりとりをする   事例16 全盲の利用者   事例17 介護放棄が疑われる利用者