映画紹介

星守る犬』(主演:西田敏行)という映画が、今日から公開となります。 「星守る犬」映画予告編特別版( 平井堅 「夢のむこうで」主題歌) 村上たかし星守る犬双葉社,2009 1年ちょっと前、近所の本屋さんに平積みで売り出されていた原著の漫画。何となく手にしてパラパラとページをめくっていたら、「町福祉事務所」「ケースワーカー」という文字が飛び込んできたので、「何だこの本は?」と思い読んでみました。林道脇の放置車両の中から、人と犬の遺体が発見され、その埋葬処理を依頼された福祉事務所職員の日々を描いた「日輪草(ひまわりそう)」という短編が掲載されていました。映画では市役所福祉課の青年(しかも玉山鉄二)という設定ですが、原著では50ぐらいの男性です。(ちなみに本編「星守る犬」の主人公は「おとうさん」と「ハッピー」) 実際に福祉事務所のケースワーカーが埋葬処理に同席までするのかどうかはわかりませんが、あまり取り上げられることのない職種が主人公として登場していたので思わず購入しました。 ちなみに町村レベルで福祉事務所を置くのは任意であり、数は少なく全国938町村の中でわずか38町村(4.1%)にしかありません(平成23年4月1日現在)。そういった意味でもかなり特異な例を、著者は知ってか知らずか取り上げてくれています。ちなみに著者の村上たかし氏は、あの『ナマケモノが見てた』の著者でもあります。

そうそう、肝心の内容は…見てのお楽しみです。