新刊案内

著者は、神戸学院大学教授。コミュニティーソーシャルワーカーとの関係もあるようです。 学歴 関西大学社会学部 卒業 大阪大学大学院医科学研究科修士課程 修了 大阪大学大学院医学研究科博士課程 修了 学位 医学博士 西垣千春『老後の生活破綻 身近に潜むリスクと解決策』中央公論新社,2011/7/25 ○内容 認知症、病気、詐欺、事故、子どもの失業――老後の生活にはさまざまなリスクが潜んでいる。そして一度問題が生じると、周囲に気づかれないまま生活が破綻してしまうことも、現代の日本社会では少なくない。高齢者を助けるサービスはたくさんあるのに、なぜ十分に活用されないのか。苦しむ高齢者を一人でも減らすため、また、自分や家族がそうした事態に陥らないために、何が必要なのか。豊富な実例とともに考える。 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン作成委員会『がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン2011年版 (第1版) 』金原出版,2011/07/27 ○内容 緩和医療の実践において重要な課題の一つである消化器症状の緩和に関するガイドライン。嘔気・嘔吐はがん患者には一般的な症状で,臨床現場において症状緩和が求められる場面は多い。しかしその原因・病態は様々である。本書では嘔気・嘔吐および悪性消化管閉塞の薬物療法について4の臨床疑問を用意し,制吐薬を中心にエビデンスに基づく治療指針を示した。さらに悪性腹水,便秘については「関連する特定の病態」として取扱い,治療選択の考え方などを呈示した。 特定非営利活動法人 日本緩和医療学会 緩和医療ガイドライン作成委員会『がん患者の呼吸器症状の緩和に関するガイドライン2011年版 (第1版)』金原出版,2011/07/27 ○内容 緩和医療の実践において重要な課題の一つである呼吸器症状の緩和に関するガイドライン。呼吸困難はがん患者の半数程度に生じるとされており,苦痛度も極めて高く,臨床現場で迅速かつ十分な対応を迫られることが多い。本書では呼吸困難について11の臨床疑問を用意し,酸素療法・薬物療法それぞれにエビデンスに基づく治療指針を示した。さらに悪性胸水,咳嗽,死前喘鳴については「関連する特定の病態」として取扱い,治療選択の考え方などを呈示した。