「がんの冊子」29種類が更新されしました

国立がん研究センターがん対策情報センターが運営している、がん情報サービスで2012年2月27日、「がんの冊子」29種類が2版に更新されました。4-5年振りの改訂となります。「各種がんシリーズ」では全32種類中24種類が更新されています。「がんと療養シリーズ」は3種類全て、同じく「社会とがんシリーズ」も2種類全てが更新されています。 具体的にどこが変わったかの概要は記されていないので自分の目で確認するしかありません。 相談室の待合でこの冊子を真剣に読んでいる患者・家族の様子を見ることが多いです。全国の相談支援センターで閲覧用冊子の入れ替え作業が行われることと思います。 なお、同センターが作成した、『患者必携 がんになったら手にとるガイド』学研メディカル秀潤社,2011の続巻が来月初旬に発売されるようです。価格も安いので、購入の上で必読と思われます。 国立がん研究センターがん対策情報センター『もしも、がんが再発したら――[患者必携]本人と家族に伝えたいこと』英治出版,2012.3.6 144ページ,¥788 ○内容 「不安が小さくなりました」 がんの専門家と体験者がともにつくった本 もしも、がんが再発したら――患者や家族・支援者はどのように再発を受け止めるのでしょうか。また、どのような治療法や支援サービスが用意されているのでしょうか。 患者の方々に寄り添い、支えることの助けとなることを目指して、実際に再発がんを体験された方々とともに「信頼できる情報で、わかりやすく、役に立つもの」をまとめました。 心構えのこと、病気や治療の知識から、費用・支援制度・療養に役立つヒントまで、がん患者さんとご家族にとって必要な情報がまとまっています。 ● 自分の気持ちと上手に付き合うためのヒント ● 体験者や家族の病気との向き合い方 ● 治療の知識や支援の仕組みをわかりやすく解説 ○編者 国立がん研究センターがん対策情報センター すべてのがん患者とその家族や支援者に対して、がんに関する正しい情報・役に立つ情報などをわかりやすく提供していくことを目指し、調査研究および情報普及に向けた活動を行っている機関。主な著作に、がんと診断されて間もない患者に必要な情報をとりまとめた『患者必携 がんになったら手にとるガイド』(学研メディカル秀潤社、2011年)がある。また、ウェブサイト「がん情報サービス」を運営し、多くのがん関連情報を提供している。 ○目次 はじめに――がんが再発していますと言われたら がんの再発、私たちの体験 再発、転移とは 再発がんを治療する 痛みについて 体や心の不調に対処する 臨床試験に参加するには 未承認薬について 補完代替療法に興味を持ったときには 治療法をどう選ぶか あなたの心に起こること 生きる意味を考えること あなたを支えるいろいろなこと 家族およびあなたを支えてくれる方へ 用語集