新刊案内

ようやく発売日が決まりましたね。先週末開かれた日本社会福祉学会の書籍売り場には既に並んでいたようですが。かなり興味深いです。 一般社団法人日本社会福祉学会編『対論 社会福祉学ソーシャルワークの思想』中央法規出版,2012.10.30 296頁 ○内容 社会福祉学の研究と体系化において重要な20のテーマで、各テーマ2名の論者が各々のアプローチから論じる対論集。第4巻は、ソーシャルワークにおける歴史・思想・価値・イデオロギーポストモダニズムモダニズム、個人か社会か、当事者との協働の4テーマ。 ○目次 テーマ1 ソーシャルワークにおける歴史・思想・価値・イデオロギー プロローグ 論文1 クライエントの存在を基盤にしたソーシャルワークの構築に向けて―実存論的分析論の立場から― 論文2 ソーシャルワーク初期段階の価値をめぐる葛藤―リッチモンドの足跡をたどって― エピローグ テーマ2 ソーシャルワークにおけるポストモダニズムモダニズム―社会構成主義の論点を踏まえ プロローグ 論文1 ソーシャルワーク論考:社会構成主義的パースペクティヴより 論文2 日本のソーシャルワークにおけるポストモダニズムモダニズム エピローグ テーマ3 個人か社会か―社会福祉実践における生活モデルの検証と展望 プロローグ 論文1 ソーシャルワーク理論史からみた生活モデル 論文2 交互作用モデルの課題と社会モデル エピローグ テーマ4 ソーシャルワークにおける当事者との協働 プロローグ 論文1 当事者性をめぐる自己エスノグラフィーの試み 論文2 ソーシャルワークにおける当事者との協働 エピローグ 一般社団法人日本社会福祉学会編『対論社会福祉学 5 ソーシャルワークの理論』中央法規出版,2012.10.30 282頁 ○内容 社会福祉学の研究と体系化において重要な20のテーマで、各テーマ2名の論者が各々のアプローチから論じる対論集。第5巻は、ソーシャルワークの理論で深めるべき4テーマ(「主体性」と「適応」、エビデンス、社会正義、自己決定)について、中堅・若手論者が挑む。 ○目次 テーマ1 ソーシャルワークにおける「主体性」と「適応」 プロローグ 論文1 ソーシャルワークにおける「主体性」と「適応」―人と環境との接点への多様な視座― 論文2 ソーシャルワークにおける主体性の再考―価値の変遷をたどる― エピローグ テーマ2 ソーシャルワークにおけるエビデンスとは何か プロローグ 論文1 ソーシャルワークにおける「エビデンス」と実践への適用 論文2 エビデンスの「優劣」再考 エピローグ テーマ3 「社会正義」はなぜソーシャルワーク実践の根拠となるのか プロローグ 論文1 「社会正義」はなぜソーシャルワーク実践の根拠となるのか 論文2 社会正義とソーシャルワーク実践 エピローグ テーマ4 判断能力が不十分な人の「自己決定」をどのように考えるのか プロローグ 論文1 「支援つき意思決定」の理論と実際―知的障害当事者の「自己決定」をどのように考えるのか― 論文2 判断能力が不十分な人の「自己決定」をどのように考えるか エピローグ