「患者が望む『終末期ケア』実現へ相談員 まず10病院に」『朝日新聞』2013年9月17日

私自身、栄養摂取方法の選択支援に係る中で、とても関心の高い事業だと思いました。 【関連】 「終末期ケア 相談員配置へ 治療の悩み、在宅療養など助言」『中日新聞』2013年9月18日 http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20130918151958585
「患者が望む「終末期ケア」実現へ相談員 まず10病院に」『朝日新聞』2013年9月17日 http://www.asahi.com/national/update/0907/TKY201309070052.html 【辻外記子】病気の回復する見込みがなくなった終末期に、患者本人が望むケアを受けやすくする事業に厚生労働省が乗り出す。どこで過ごすか、人工呼吸器や栄養補給はどうするかなどの意思決定を支える相談員を10病院に置き、普及を目指す。  終末期でも、望めば延命治療を受け、家で過ごせる。一方で、管を通じた栄養補給が苦痛になることもある。厚労省が2007年に作った指針は、医師らから適切な説明を受け十分話し合い、本人が決めることを原則とする。だが経験豊富なスタッフが必要で、実現できている所は少ない。担当医と家族の間で方針が決まることも多い。  厚労省は、モデルとなる10病院の人件費など5400万円を来年度予算の概算要求に盛り込んだ。看護師や社会福祉士らが終末期相談支援員になり、患者の希望の実現に導く。先行して相談事業に取り組む国立長寿医療研究センター(愛知県)がマニュアルやDVDを作り、連携をはかる。  三浦久幸・在宅連携医療部長は「事業を通じ、本人が決める考え方が社会に広がれば」と期待する。