「がん患者の就労支援開始 病院とハローワークが連携」『中日新聞』2013年12月1日

がん患者の就労支援についてパンフレットスタンドのチラシが充実していますね。私の職場も、目下パンフレットスタンドのチラシを試行錯誤中です。
「がん患者の就労支援開始 病院とハローワークが連携」『中日新聞』2013年12月1日 がん患者の就職や復職を支援しようと、県済生会病院福井市田中町)は、入院・通院患者を対象に、福井公共職業安定所ハローワーク福井)と連携した就労支援体制を開始した。関係者によると、病院とハローワークが連携しての支援は全国的にも珍しく、県内では初めて。同病院では「多くの患者に体制を知ってもらい、新たな可能性を見つける手助けができたら」と意気込んでいる。  病院では、約二年前にメディカルカフェ(がんサロン)を開設。がん相談支援室も設置し、がん患者やその家族に対する相談や支援を続けており、一カ月に百五十件超の相談が寄せられるという。  中には、就職に関する相談もあったものの、従来の体制では患者をハローワークへ促すだけだった。このため、より充実した支援につなげようと、今年八月から連携への準備を進めた。  就労相談には、がん相談支援室の医療ソーシャルワーカー(MSW)や看護師ら支援室スタッフ、労働行政に携わった経験を持つ就労支援担当相談員が応じる。その後、相談員がハローワーク福井に雇用情報の提供を求めたり、患者の医療情報を伝えたりして支援を進めていく仕組みだ。  就職の優先で患者が病状を隠し、無理に就職活動をする必要がないように、相談員やハローワーク職員双方が患者に対し、無理をしないよう呼び掛けるなどのサポートも併せて行っていくという。  同病院MSWの本田亜紀子さんは「医療の進歩で、がんは長く付き合う慢性疾患に変わってきている。働くことを諦めてしまう患者さんが減るよう、支援をしていきたい」と話している。 (北藤真美)