「愛知)知立市が生活保護受給者に就活用スーツを貸し出し」『朝日新聞』2014年1月13日

知立市の取り組み。生活保護受給世帯の半分が就労可能な世帯とのこと。なお、就労可能な世帯の定義は新聞記事からは不明。高齢・障害・傷病世帯が少ないのか、積極的に母子世帯・その他世帯を受け入れているのか。ちなみに、愛知県における平成24年3月現在の世帯類型構成(保護停止中は除く)は、高齢者世帯41.7%、母子世帯6.0%、傷病・障害者世帯33.1%、その他世帯19.2%である。母子世帯とその他世帯を合わせて25.2%であり、一般的に就労可能な世帯の割合は約25%となる。知立市ではいったい何が起きているのだろう。
http://www.ipss.go.jp/s-info/j/seiho/seiho.asp


「愛知)知立市生活保護受給者に就活用スーツを貸し出し」『朝日新聞』2014年1月13日 http://www.asahi.com/articles/ASFDV4VKXFDVOBJB007.html

愛知県知立市は、生活保護受給者の支援策として、県内でも珍しい就職活動用のスーツの無料貸し出しを始めた。市職員から不用になったスーツなどを募り、現在、男性用スーツがサイズ別に3種類6着を準備。昨年10月の運用開始から2人が利用したという。

 市臨時職員で、就労支援相談員の成瀬典志さん(64)が提案。成瀬さんは民間企業で採用担当の経験があり、日頃の相談業務の中で、受給者から「スーツがなく、肩身の狭い思いをした」などと打ち明けられた。「服装も面接では大事な要因」と思い、福祉課を通じて市職員からスーツを募った。

 貸し出しは1週間程度。ワイシャツやネクタイもあり、シャツは洗って返すことになっている。女性用スーツが集まっていないため、今後も協力を呼びかけていく。

 市によると、生活保護受給世帯は約440世帯。このうち約160世帯は就労が可能で、うち半数が就労意欲があるという。