歴史の勉強と県協会総会

昨日午前から13:00まで、出口治明氏(ライフネット生命会長)の『第3回ライフネット生命保険出口CEOと歴史を名古屋で学ぶ会』に参加しました。もともと歴史・世界旅行好きな出口氏による世界史5000年の解説。今回は、501年から1000年までが取り上げられ、隋朝の成立、イスラム教の成就、ローマ教会の自立、拓跋帝国、フランク王国の盛期から滅亡、ペルシアの勃興が取り上げられました。知識と経験に裏打ちされた3時間30分の講義はあっという間でした。

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次回は3ヶ月後。「負け戦をニヤリと受け止められるような、骨太の知性をみにつけ(中略)多少の成功で舞い上がってしまうような幼さをすて」(同p332)るため今後も是非参加したいと思います。

14:00からは、愛知県医療ソーシャルワーカー協会総会に出席。全国医療ソーシャルワーカー協会会長会に未加入の都道府県が、愛知、山梨の2県のみとなっており、全国の動向を県協会会員が正確に把握できない状態が続いています。特に、2025年の地域包括ケアを目標に診療報酬・介護報酬の改定によりMSWの業務が大きく影響を受けるようになっており、県内での議論や自らの意見と近い都道府県との議論だけでは発展は限定的だと思います。また、日本全体でのスタンダードなMSW養成を考える為にも、研修担当理事代表者が都道府県研修担当者会議に出席して、他都道府県と積極的に議論されることを強く望みます。

離職率の算出方法について
愛知県内の病院・介護老人保健施設に勤務するMSWの離職率を算出する方法として、次の情報が参考になるかと思います。看護協会の算出方法が一番参考にしやすいですね。。

■企業
厚生労働省 毎月勤労統計調査
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/30-1.html

厚生労働省 雇用動向調査
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/9-23-1.html

・日本の人事部
https://jinjibu.jp/qa/detl/5809/1/inst/

■看護師

日本看護協会政策企画部編「2008年 病院における看護職員需給状況調査」『日本看護協会調査研究報告』No.80,2008
http://www.nurse.or.jp/home/publication/seisaku/pdf/80.pdf

【用語の定義】

・常勤看護職員離職率:年間の退職者数が職員数に占める割合
・常勤看護職員離職率=2007 年度退職者数/2007 年度平均職員数×100
・平均職員数=(年度当初の在籍職員数+年度末の在籍職員数)/2
・新卒看護職員離職率:年度末までに退職した新卒看護職員が、当該年度に採用した新
卒看護職員全体に占める割合
・新卒看護職員離職率=2007 年度新卒看護職員退職者数/2007 年度新卒看護職員数×100

全国の病院 8,830 施設に対して、郵送調査を実施。有効回収数 3,480 (有効回収率 39.4%)とのこと。

2007 年度の常勤看護職員離職率の全国平均は 12.6%。また、2007年度の新卒看護職員離職率の全国平均は 9.2%であった。愛知県のMSWの離職率はどうだろうか。