「耕論 尊厳死法は必要か」『朝日新聞』2014年5月9日

「耕論 尊厳死法は必要か」『朝日新聞』2014年5月9日
http://www.asahi.com/articles/DA3S11124834.html

周防正行氏「今の医療現場では、患者や家族と医師らの間で信頼関係を築きにくい。お互い忙しく遠慮もあるのでしょう。患者や家族がいつでも、これからのことや不安を相談できる人が病院にいる態勢づくりが、大事だと思う。患者と医師を結びつけてくれる窓口のような存在がいると、患者や家族は深く考え、きちんと悩めるようになるのです。」

呼吸器内科病棟を担当していると、誤嚥性肺炎や肺がんになった患者の終末期に立ち会うことが多いです。患者が食べれないことで、患者・家族は代替栄養法を考えなければいけないのですが、これが難しい。MSWとして、「これからのことや不安を相談できる人」であり、「患者と医師を結びつけてくれる窓口のような存在」でありたいと思い、日々試行錯誤しています。

【参考】

・日本尊厳死協会
http://www.songenshi-kyokai.com/

尊厳死の法制化を認めない市民の会
http://mitomenai.org/

・日本弁護士連合会『「終末期の医療における患者の意思の尊重に関する法律案(仮称)」に対する会長声明』2012年(平成24年)4月4日
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120404_3.html

・「尊厳死法制化を考える議員連盟」『arsvi』
http://www.arsvi.com/o/giren.htm

・「〈終末期を考える〉 尊厳死法案をめぐって (上) 延命の判断 悩む現場」『中日新聞』2012年11月27日
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121128143238640

・「〈終末期を考える〉 尊厳死法案をめぐって (下) 思い通り「選択」できるか」『中日新聞』2012年12月4日
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20121205140737971