「終末期医療、“モデル医療機関”を選定- 厚労省、21日に事業説明会開催」『CBニュース』2014年8月18日

先日ご案内した平成26年度人生の最終段階における医療体制整備事業のモデル医療機関が10機関決まったようです。各病院の医療ソーシャルワーカーのご活躍について知る機会があればと願います。頑張って下さい。

厚生労働省HP
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000054027.html

「終末期医療、“モデル医療機関”を選定- 厚労省、21日に事業説明会開催」『CBニュース』2014年8月18日

http://www.cabrain.net/news/article/newsId/43560.html

厚生労働省は18日、「人生の最終段階」にある患者の意思を尊重した医療体制整備事業を行う“モデル医療機関”の選定結果を公表した。終末期医療の課題検証や実施体制の整備を図るのが目的で、全国の医療機関を対象に参加を募っていた。72の医療機関から事業計画書の提出があり、評価委員会が審査した結果、10の医療機関が選ばれた。【新井哉】
 終末期医療をめぐっては、2007年に厚労省が「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」を公表しているが、「十分認知されていない」と周知不足を指摘する意見もあった。今年3月に厚労省の「終末期医療に関する意識調査等検討会」がまとめた報告書でも、「ガイドラインの普及や活用が不十分」として、医療機関内に複数の専門家で構成する委員会を設置し、医療福祉従事者の活動を支援する必要性を提示していた。
 こうした指摘などを踏まえ、厚労省は“モデル医療機関”に相談員を配置し、患者の相談支援や関係者の調整を行うことで、課題の検証や問題点の改善を図る事業を立案。選定基準として、▽看護師や医療ソーシャルワーカーなどの相談員を1人以上選び、国立長寿医療研究センターの相談員研修に参加させる▽相談員が積極的に活動できるよう環境整備に努める▽相談支援は相談員を中心に医師を含む多職種による医療・ケアチームで実施する―などを挙げていた。
 厚労省は今月21日、今回選定された医療機関を対象に事業説明会を開く予定。また、医療機関の相談員を対象に22、23の両日、臨床における倫理の基礎や合意形成を行う際の手順などの講義や、治療の開始や終了などについて話し合うロールプレイを実施するという。
 選定された医療機関は以下の通り。
 社会医療法人恵和会西岡病院▽同芳和会くわみず病院▽諏訪赤十字病院独立行政法人国立病院機構長良医療センター地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター▽南魚沼市立ゆきぐに大和病院▽医療法人凌雲会稲次整形外科病院▽亀田総合病院独立行政法人国立循環器病研究センター▽岩手県立二戸病院