ソーシャルワーカー×映画

ある方から、情報提供頂いた。とても興味深い実話を基にした映画だ。BS11で、11月30日(日) 20時00分放送されるとのこと。どのように主人公の高校生鈴木亜里さんは北里病院のケースワーカーに出会い、ケースワーカーになる目標を立てたのか。この映画のもう一つ驚きは、主人公役の女優が石田えりで、この映画がスクリーンデビューだったこと。

【関連】
丸木正臣「翼は心につけて~翼の木~」和光高等学校
http://www.wako.ed.jp/s/schoollife/epsode02.html


堀川弘通監督『翼は心につけて』1978年

○上映時間
115分

○ストーリー
鈴木亜里、十五歳。共働きの両親、弟と団地に住む平凡な女の子。ある日、テニスの練習中、突然襲った激痛にラケットを落とす亜里。検査の結果骨肉腫とわかり、医師から他への転移をふせぐため、右腕の切断の同意を求められた父母は生きる可能性があればと、病名をかくして、亜里に話した。

涙もこぼさずうけ入れる亜里は、その腕にマニキュアをし、指輪をはめてみた。「学校へなんか戻らない。テニスも出来ないし、勉強なんかしたくない」と手術後の回復訓練も、友人の見舞いも拒絶する亜里。だが、そんな亜里も、生命をまもるためにつくす病院に働く人々の姿に次第に心を開く。

ケースワーカーなら片腕がなくてもできる」と生きる目標をつかんだ亜里は、今までの遅れを取り戻そうと勉強、機能訓練に猛然といどむ。あちこちの病室で彼女の明るい笑い声が聞こえた。だが、医師は両親に「ガンが転移し、治療法はワクチンだけ、それが効かない時は来春まで……」とつげるのだった。

ケースワーカーになるには、どうしても大学へ行かねばと、永和高校を志望したが、今の偏差値では無理と言われた亜里。しかし、亜里の熱意に、教師は出来る限りの応援を送り、級友も彼女を励まし、ささえるのだった。努力はむくわれ、亜里は高校入試合格の喜びを手にしたが、亜里の残された僅かな生命も燃えつきようとしていた。

出典:映画.com
http://eiga.com/movie/68782/