「第29回日本がん看護学会開催」『日本医学界新聞』第3118号,2015年3月23日

「第29回日本がん看護学会開催」『日本医学界新聞』第3118号,2015年3月23日
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03118_05

「近年注目される患者の“力”に,情報リテラシーがある」。こう語ったのは近藤まゆみ氏(北里大病院)。がん患者に次々と訪れる意思決定の場面を前に,患者は自身が今置かれている状況を知るための情報を求めている。自分の状況を知ることは,患者のセルフアドボカシーを高めるとされ,看護師には患者の「知りたい」を支援する役割があると説明した。ただし,患者が求める情報の量と質には個人差があるため,知ることを支援するのは個別性が高いとも言及。「この人は,何を知ることが必要か」と主訴とニーズを明確に見極めることが重要だと述べた。また,ピアサポートによる体験者からの情報も有効との見解を示し,看護師は,患者が知りたい情報はどこから得られるかをアセスメントし,適切な人や場につなぐ役割も必要になると語った。

コメント:その通りだなと思います。