愛知県「愛知県における医療機能ごとの病床の現状」2015年9月24日

同僚が教えてくれた。

愛知県「愛知県における医療機能ごとの病床の現状」2015年9月24日
http://www.pref.aichi.jp/0000085101.html

また、公表に先行し病床機能報告制度の集計結果を踏まえて、愛知県では次の部会が開かれている。

愛知県平成27年度第1回医療体制部会(平成27年7月27日)
http://www.pref.aichi.jp/0000085359.html

なお、来年3月の地域医療構想公示に向けて、構想区域ごとに地域医療構想調整ワーキンググループ(地域医療構想調整会議)が設けられている。愛知県では原則二次医療圏を構想区域としているが、一部統合した圏域もみられる。
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000085/85359/siryou7.pdf

地域医療構想調整ワーキンググループは、 圏域保健医療福祉推進会議の構成員(市町村の代表、地区医師会の代表、地区歯科医師会の代表、地区薬剤師会の代表、病院協会(地区)代表)に、医療保険者代表、看護協会(地区)代表、慢性期や回復期等の医療機関の代表(保健所長が座長と相談の上、選出)が新たに追加されている。
http://www.pref.aichi.jp/cmsfiles/contents/0000085/85359/siryou1(1).pdf

既に、8月には各構想区域で第1回の会議が開催され、病床機能報告及び受給予測を踏まえて議論を展開。(例:平成27年度第1回西三河南部西圏域保健医療福祉推進会議)但し、次回は1月に第2回が開催されるだけで終了の予定である。もう少し丁寧な議論を行うかと思っていたが、この程度のものなのだろうか。これで、機能別病床数が「ゆるやか」に規制されるとなれば、各医療機関の代表はたまったものではないだろう。

地域包括ケアシステムと車の両輪となる地域医療構想。病院・施設の機能分化を踏まえながら、患者の状態像に合わせて適切な社会資源を利用できるよう実務を行っている医療ソーシャルワーカーの職能団体も本ワーキンググループの構成員として参加できればと期待したが、職能団体として機が熟しておらず、未達である。他の都道府県ではどうだろうか。

【参考】
「地域医療構想ガイドラインの 検討状況について」『第39回社会保障審議会医療部会』平成27年2月18日
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12401000-Hokenkyoku-Soumuka/0000076656.pdf