「「ソーシャルワーク教育は失敗」 『下流老人』著者の藤田氏が持論」『福祉新聞』2015年11月18日

「「ソーシャルワーク教育は失敗」 『下流老人』著者の藤田氏が持論」『福祉新聞』2015年11月18日
http://www.fukushishimbun.co.jp/topics/11198

日本社会福祉教育学校連盟が今年開催した、第45回全国社会福祉教育セミナーは興味深い内容が3つあった。

1つは、10/30の学校連盟歴代会長 対談。歴代会長による対談。その内容の一部は上記福祉新聞記事でも紹介されている。

2つめは、10/31の第1分科会『ソーシャルアクション・社会変革と社会福祉教育』。

<発題KeyWords>
 ・あるべきソーシャルワーカーの立ち位置、アクションと教育・福祉業界への注文
  ●藤田孝典(再掲)
 ・職業としてのソーシャルワーカーの社会的意義と、その発信・伝達
  ●横山北斗NPO法人Social Change Agency代表、社会福祉士
<コーディネーター>
  ●小山隆(同志社大学教授)

自分よりも若い世代で活躍しているソーシャルワーカー2人の登場。福祉新聞の記事の中では、残念ながら横山氏について触れられていない。こちらをご参考に。いままでにないアプローチで、ソーシャルワークの魅力を言語化して社会に発信し、また近接領域の諸団体とコラボレーションしている彼らの活動は注目に値する。

3つめは、11/1の「新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン」の公表(9/17付厚生労働省)と求められる社会福祉士養成教育 ~社会福祉士養成カリキュラムの見直しに向けて~ 。

●13:00~13:45
 「新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン」の概要について
  講師: 松下能万 氏(厚生労働省社会・援護局福祉基盤課 社会福祉専門官)
●13:45~14:05 「このビジョンをどう読むか~ビジョンの公表を受けて」
  発題: 二木 立(日本社会福祉教育学校連盟会長)
●14:05~14:25 「ビジョンが求める人材を養成するために社会福祉士養成に求められていること(仮)」
  発題: 上野谷加代子(日本社会福祉士養成校協会副会長)

二木立「厚労省プロジェクトチーム『福祉の提供ビジョン』をどう読むか?-医療関係者が注目・参考にすべき3点」「深層を読む・真相を解く」(48)『日本医事新報』2015年10月17日号(4773号),pp.17-18をベースに、社会福祉士養成の今後に関する今一番ホットなトピック。厚生労働省新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン』2015は、我々の業務そのものの見直しを迫る可能性もあり、関係者は必読。