「無届け老人ホーム1650カ所 15年度厚労省調査、北海道が3割」『日本経済新聞』2016年4年22日

無届け施設を批判することは簡単ですが、高齢者の可処分所得や貯蓄を考えるとやむを得ず入居する人がいるのも事実です。現在の人口的な背景と財政的な背景を踏まえると、中福祉を維持するには高負担が必要(権丈2011)と思います。

北海道では、「高齢者下宿」という無届けホームが多数存在していることを知りました。

【関連】
厚生労働省老健局高齢者支援課長『(老高発0422第1号)有料老人ホームを対象とした指導の強化について』平成28年4月22日→4/27追記
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/khf/ki/ki_v547.pdf
・「無届け老人ホーム、全国で1600施設 厚労省まとめ」『朝日新聞』2016年4月23日
http://www.asahi.com/articles/DA3S12324013.html


「無届け老人ホーム1650カ所 15年度厚労省調査、北海道が3割」『日本経済新聞』2016年4年22日
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG22HCP_S6A420C1000000/

【ポイント】
自治体に届け出をしていない有料老人ホームが2016年1月末時点で全国で1650施設あった。
・昨年6月末時点の無届けホームは1017カ所だったが、今回届け出先ではない市区町村(地域包括支援センター)も追加調査した。
・「高齢者下宿」と呼ばれる施設が普及している北海道が523カ所で約3割を占めた。