新刊案内
ソーシャルワーク実践における社会資源の創出―つなぐことの論理』関西大学出版部,2016.2
『○著者略歴
博士(学術)。広島県生まれ。広島女子大学文学部社会福祉学科卒業。大阪女子大学大学院文学研究科社会福祉学専攻修士課程修了。大阪市立大学大学院生活科学研究科後期博士課程単位取得退学。現在、関西大学人間健康学部教授。専門、ソーシャルワーク実践論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
○内容
社会資源創出のためにソーシャルワーカーが実践で担う役割に関する質的調査を通して、「つなぐ」というソーシャルワーク機能の重要性が導き出された。「つなぐ」機能の基盤で働く論理と理論的知識の基底にある論理との相違に焦点化することで、ソーシャルワーク実践における「つなぐことの論理」について新たな視座から論じている。
○目次
はしがき
第1章 環境のストレングスと社会資源の創出
第2章 基幹相談支援センターの機能と役割
第3章 基幹相談支援センター相談員の社会資源創出プロセス
第4章 ジェネラリスト実践におけるエンパワリングアプローチと社会資源の創出
第5章 社会資源の創出とつなぐ役割
第6章 社会資源の創出とつなぐことの論理
あとがき
索 引
○コメント
ソーシャルワークに関する社会資源論の先行研究として要チェック。
川村博文『患者とともに―寄り添う医療ソーシャルワーク』新潮社図書編集室,,2016.3
○著者略歴
聖徳大学心理・福祉学部社会福祉学科准教授。社会福祉士・精神保健福祉士。三重県四日市市出身。日本福祉大学社会福祉学部卒業。東京都内の医療機関3か所で約30年間医療ソーシャルワーカーとして従事。2006年日本社会事業大学大学院社会福祉学研究科進学のため退職。2012年4月より現職。
○内容
どんなときも、患者の心に寄り添い、どんなときも、人間の価値と可能性を信じて、わからないことは、専門職の誇りにかけて学ぶ。これが患者とともに学んだ、医療ソーシャルワークの原点である。
「本書は、川村さんがMSWの職に就いてから30年あまりの実践を物語風にまとめたものである。そこに込められているのは筆者自身の思いであるとともに、若くして世を去った村上さんの思いでもある。」(日本福祉大学名誉教授 児島美都子)
○コメント
新潮社図書編集室より発売。