日本医療社会福祉学会第25回大会

昨日、日本医療社会福祉学会第25回大会2日目に日帰りで参加しました。

以下、印象に残ったことを記載。

○分科会報告
1.急性期病院のソーシャルワーカーのキャリアラダーの開発と評価
NTT東関東病院原田とも子氏

(発表要旨)
病院として国際医療機能評価(JCI)を受審以降、評価項目に、JobDescription(職務記述書)やスタッフの評価、研修歴などがあり、より一層ソーシャルワーク体制の整備が求められたことを背景にキリアラダーの開発と評価を行った。ラダーを作成することで、スタッフに目標設定を示しやすくなり、病院幹部に対しても、人材育成の課題や研修の必要性について明確に示すことができた。今後は、一機関としてではなく職能団体としてキャリアラダーが作成されることが必要である。

○救急認定ソーシャルワーカー説明会・ミニシンポジウム
(発表要旨)
申請要件が確定し、社会福祉士または精神保健福祉士として登録し、医療機関等での勤務歴が5年以上かつ2年以上は救急医療に携わっていること、とした。「救急医療に携わっている」との定義は、2次または3次救急医療機関及び精神科救急医療施設において救急病棟を担当しているか、又は救急車両で搬送された救急搬送患者への支援を月平均8ケース(実件数)以上担当することをいう。
今年10月1日より申請開始。1月21日・22日に研修及び筆記試験を行い、第1回認定を行う予定。

(感想)
救急医療という、危機介入および広範囲な問題を扱うソーシャルワークについて、一定の質を担保する仕組みができたことは良かったと思う。医療ソーシャルワーカーも多職種と同様に、認定や専門資格が登場し始めており、スタッフの志向に留まらず部署としてのキャリアラダーにも関わる内容だと思った。

○その他
学会の中で、200〜600床規模のいわゆる大病院のソーシャルワーカーが、国民健康保険証の代行申請、生活保護申請の同行、自院精神科通院患者の自殺予防のための自宅訪問など、院外活動を普通にやっていることに驚いた。

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会場の同志社大学今出川キャンパス良心館

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S君に連れられて、同志社大学新学生会館にあるアマーク・ド・パラディ寒梅館へ。とても学食とは思えない。学生でなくても利用可能と。ステーキランチ700円。美味し。

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京菓子資料館で令抹茶と和菓子を頂く。美味し。

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〆は京都駅近くの本家 第一旭 たかばし本店へ。ラーメン700円。決め打ちしたが、やはり美味し。S君より、京都に来たら一条寺のラーメン通りに行った方が良いと教えてもらう。次回、京都に来た際の楽しみができました。