新刊案内

医療・福祉関係者必読の新著だと思います。

権丈善一『ちょっと気になる医療と介護』勁草書房,2017年1月28日

■内容
団塊世代後期高齢者となる2025年以降、日本の医療介護ニーズの絶対量は高原状態となる。日本社会はそれまでに何をすべきか。医療と介護の正確な情報を踏まえ、医療介護の一体改革が必要である理由と、提供体制の改革こそが重要であること、改革の具体的な道筋を解説する。勘所をわかりやすく説く「ちょっと気になる」入門書第二弾。

■目次
働くことの意味とサービス経済の意味
人口減少社会と経済政策の目標
今進められている医療介護の一体改革
医療提供体制の改革とご当地医療
地域医療構想と地域包括ケアという車の両輪
競争から協調へ
医療・介護費用は誰がどのようにして賄っているのか?
制度と歴史と政治
リスク構造調整の動きが国民健康保険にまでおよぶ2018年度
医療介護のマンパワー総数と偏在問題
高齢障害者向け介護保険と若年障害者向けの障害者福祉
最近の介護保険改革の意味
福祉の普遍化の中での介護保険
租税財源は、どこに求めるべきなんでしょう―cool head but warm heartな財源調達論
無い袖を振りつづけたらどんな未来がやってくるのか…
手にした学問が異なれば答えが変わる


こちらも、増補版が出るそうです。

権丈善一『ちょっと気になる社会保障 増補版』勁草書房,2017年2月28日