新刊案内

後藤広史ほか『ソーシャルワーカーのソダチ――ソーシャルワーク教育・実践の未来のために』生活書院,2017年7月27日

〇内容
ソーシャルワーカーは、どのように、そしてどこで、ソダチ、ソダテられるのか! ! 現在のソーシャルワーク教育のありかたに疑問を持ちつつ、大学で教育に携わっている6人が、 実践の現場で利用者と関わることによって、自らがソダッた経験をベースに、 ソーシャルワークとワーカーの「ソダチ」を展望する!

〇目次
CHAPTER1    ソーシャルワーカーは専門家であるべきか──ソーシャルワーク教育で失われるもの……後藤広史
CHAPTER2    「ソダチ」を支える──ソーシャルワークを育てるための覚書……木村淳也
CHAPTER3    “教えない”ソーシャルワーク教育──“余白”が担保する主体的・対話的な学び……荒井浩道
CHAPTER4    ソーシャルワークの多様な「視点」を考える──立脚点としての「私」と注視点としての「相手」との間を行き来すること……長沼葉月
CHAPTER5    ソーシャルワーカーの“向き・不向き”について考える──社会人が社会福祉ソーシャルワークを学ぶ場から……本多 勇
CHAPTER6    ソーシャルワーカーという職業を社会の中でソダテルために──曖昧さからの脱却と社会への周知……木下大生



OECD編(高木郁朗監修翻訳)『図表でみる世界の社会問題4 OECD社会政策指標――貧困・不平等・社会的排除の国際比較』明石書店,2017年7月28日

〇内容
本書は『図表でみる世界の社会問題(Society at a Glance)』の第7版であり、OECD社会指標の概要である。この報告はOECD加盟国の社会の福祉およびその傾向にかんする定量的な証明にたいして高まっている要望に応えることをめざしている。これは2001年から刊行している以前の版のなかに含まれる指標のうち、いくつかを更新し、新しい指標もくわえている。この版は合計して25の指標を含んでいる。本書は34のOECD加盟国と、可能な場合には主要なパートナー(ブラジル、中国、ロシア、南アフリカ)と他のG20諸国(アルゼンチン、サウジアラビア)のデータを含んでいる。この報告は最近の経済危機の社会的影響にかんする特別な章(第1章)に特徴があり、またOECD社会指標の構造を読者が理解できるようにするための解説を含んでいる(第2章)。すべての指標はOECDライブラリーにおけるウェブブック、eブックとして利用できる。

〇目次
第1章 危機とその後:社会と社会政策についての「安全性審査」
第2章 OECD社会指標の解説
第3章 一般的背景指標
第4章 自立指標
第5章 公正指標
第6章 健康指標
第7章 社会的結束指標