ソーシャルワーカー×映画×猫

名古屋は、8/26よりミッドランドスクエアシネマにて。ジェームズを

ロジャー・スポティスウッド監督『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』2016年 イギリス 103分
http://bobthecat.jp/

「もう後がないと親身に心配するソーシャルワーカーのヴァル(ドラマ『ダウントン・アビー』のジョアンヌ・フロガット)の尽力で、ジェームズは住まいを見つけてもらい、今度こそと社会復帰への努力を始める。お湯が出ると喜ぶ姿が印象的だ。ここまでの映画の序盤は、社会の片隅で必死にもがいているのに、ほとんどの人びとには見えない存在となっているホームレスや中毒者の状況を描いており、ケン・ローチの映画と言ってもおかしくはない。」『MIKIKI』2017年8月8日
http://mikiki.tokyo.jp/articles/-/14939

〇ストーリー
ジェームズ(ルーク・トラッダウェイ)はロンドンでプロのミュージシャンを目指すが夢破れ、家族にも見放されて、今はホームレスとなっていた。人生に目的も目標もなく、薬物依存から抜け出すこともできず、まさにドン底の生活を送っていた彼のもとに、足にケガをした一匹の野良猫が迷い込んでくる。ジェームズはその猫をボブと名付け、有り金をはたいて助ける。それ以来、どこに行くにも一緒の二人は、次第に世間の注目を集めるようになる。彼らの前には次々と試練や困難が立ちはだかるが、ジェームズはボブのためにも、それらをひとつひとつ乗り越えていく。やがて、大きなチャンスが訪れる……。

〇解説
ホームレス同然のストリートミュージシャンが一匹の野良猫との出会いによって再生していく姿を描き、世界的ベストセラーとなったノンフィクション「ボブという名のストリート・キャット」を、「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」のロジャー・スポティスウッド監督のメガホンで映画化。ロンドンでプロのミュージシャンを目指すジェームズは、夢を果たせず、薬物に依存、家族にも見放され、ホームレスとしてどん底の生活を送っていた。そんな彼のもとに迷い込んできた一匹の野良猫。足をケガしていたその猫はボブと命名され、ジェームズはそんなボブを有り金をはたいて看病する。それ以来、いつも一緒に行動をともにするジェームズとボブ。そんな彼らの姿は次第に世間の注目を集めるようになり……。ジェームズ役に「アタック・ザ・ブロック」「タイタンの戦い」のルーク・トレッダウェイ。猫のボブ役には実際のボブが出演。