全国医療ソーシャルワーカー協会会長会『2016 年度 退院支援動向調査報告書』2017年7月

全国医療ソーシャルワーカー協会会長会『2016 年度 退院支援動向調査報告書』2017年7月が公表されました。
http://www.jaswhs.or.jp/upload/KT_Osirase/89_Osirase_PDF.pdf

恐らく、会長会としては初めての刊行物。各都道府県協会と日本協会が連携して取り組んだという点で重要な第一歩。

私がこの刊行物で得た知見は、以下の2点。

・「『病院の規模の大きさ』が加算1取得において有利に働いている」(pp.6-7)

という評価は妥当。

・MSWがきちんと診療報酬の算定要件(留意点)・施設基準・疑義解釈を読み込んでいるのか疑問に思う箇所が散見される。 これは、診療報酬に関する研修を改定時だけでなく、改定後も開催する必要性を示している。

例)
「入院時に支援不要となっても入院後、1週間経過した後に状態悪化があり、支援の必要があった歳に多職種で関わるが、プランの立案が1週間以内にできておらず、算定できない。そういうケースも、必要と判断されて立ち上げたら算定できる様になってほしい。」(p21)
※同様のコメント多数
算定可という疑義解釈(③-№4)を見ていない?