「がん携拠点病院の新要件固まる、2019年4月から新要件に基づくがん体制始まる―がん診療提供体制検討会」『メディ・ウォッチ』2018年4月16日

いつもお世話になっている東京の知人より情報提供。

「がん携拠点病院の新要件固まる、2019年4月から新要件に基づくがん体制始まる―がん診療提供体制検討会」『メディ・ウォッチ』2018年4月16日
http://www.medwatch.jp/?p=20149#i-2

緩和ケアチームの体制
(新)身体症状担当医師のより質の高い専門性に関する記載。
(修)身体症状担当医の原則常勤⇒常勤
(新)チームの構成員に社会福祉士の追加
(修)臨床心理士⇒公認心理
出典:がん診療連携拠点病院等における指定要件の見直しについて②(緩和ケア・相談支援・情報提供・地域連携)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000203241.pdf

がん相談支援センター
(修)病院で一体となったがん相談支援センターの運営と周知の徹底
(新)がん相談支援センターと医療従事者との協働
(新)都道府県拠点病院が提供する研修の継続的な受講
(修)がん相談支援センターの業務内容の整理と項目の追加

■コメント
がん診療連携拠点病院の新指定要件において、緩和ケアチームの構成員に社会福祉士が追加されることになる。社会福祉士が退院支援だけでなく、患者サポート体制充実加算、療養・就労両立支援指導料の相談体制充実加算、認知症ケア加算などでも施設基準に掲載されるようになっており、これを梃子にしてMSWの人員配置やMSW部門の整備を行うことが重要である。

なお、「がん診療連携拠点病院等の指定要件に関するワーキンググループ」には、日本医療社会福祉協会早坂会長が出席している。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000203239.pdf

■参考
第11回がん診療提供体制のあり方に関する検討会(資料)
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000203242.html