日豪ソーシャルワーク研究教育交流セミナー

昨日は、日本福祉大学社会福祉学部主催日豪ソーシャルワーク研究教育交流セミナーに行ってきました。テーマは、「ソーシャルワーカーアイデンティティ」。記念講演は、オーストラリアにあるチャールズスタート大学のWendy Bowles氏でした。後半は、シンポジウム。シンポジストは、Wendy Bowles氏に加えて、田村 綾子氏(聖学院大学)、保正 友子氏(日本福祉大学)、コーディネーターは大谷 京子氏(日本福祉大学)でした。   

■印象に残った言葉
・オーストラリアでは、ソーシャルワーカー知名度が低い。
・ある市では、卒後1年目のソーシャルワーカーに対して体系的なプログラムでリアリティーショックを緩和する対策を取るようになった。
ソーシャルワーカーとは何をする人なのか、自分の行っていることがソーシャルワークの中でどういう位置付けでどのような意味を持っているのかは、批判的省察(Critical reflection)が重要。
・国家資格である社会福祉士に国家が求めている事柄に加えて、ソーシャルワーカーとして必要なこと(制度の隙間から零れ落ちる人を救い上げる)をどのように教えていくか。

■考えたこと
教育機関と職能団体、職場が有機的に連携する必要性を再確認。やはり三者が共同研究によって、エビデンス提示のための研究デザインの支援、人材開発プログラム、様々な質の基準作りといった形のあるものを武器として作り出さなくてはと心が焚きつけられました。 

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日本福祉大学東海キャンパス

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シンポジウム風景

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なかなか面白いメンバーで、太田川駅近くのアイリッシュパブでカフェタイム。お通しで瓶詰めミックスナッツ(驚)