SBIRTSの普及促進セミナー

昨日は、SBIRTSの普及促進セミナーに参加するため刈谷病院に行ってきました。

SBIRTSとは、Screening Brief Intervention Referral to Treatment Self-hellp groupsの略で、アルコール依存症者に対する、介入プログラムを意味します。ポイントは、最後のSelf-hellp groups。医療者だけでなく、当事者組織に繋ぐことも同時並行的に行うこと。診察室から主治医が当事者組織へ連絡を入れて本人に電話を替わり話をしてもらう。その場で相談というよりは、「一度いらしてみませんか?」と声をかけてもらう。

厚生労働省の公募事業(依存症民間団体支援事業 要綱要綱)にて、全日本断酒連盟が受託。SRIRTSにより、依存症専門医療機関での再飲酒率等の改善を目指しそれによる診療報酬評価も視野に入れています。

同時並行で、アルコール健康障害対策基本法の施行に基づき、愛知県アルコール健康障害対策推進計画が2017年3月に策定。愛知県は刈谷病院を依存症治療拠点機関に選定名古屋市は八事病院と西山クリニックを選定しました。

今回は、愛知県におけるキックオフ会議。アルコール関連問題を抱えている患者と家族の力になれる様、総合病院のMSWとしてもしっかり取り組みたいと思います。

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刈谷病院。2Fには地域にも開かれたカフェがあります。ちなみに病院の隣には激安遊園地で有名な刈谷市交通児童遊園