「渕野辺総合病院医療レポート【2】 『コロナ禍でも必要な受診を』 」『タウンニュース』2021年1月1日

「渕野辺総合病院医療レポート【2】 『コロナ禍でも必要な受診を』 」『タウンニュース』2021年1月1日
https://www.townnews.co.jp/0301/2021/01/01/556301.html

タウンニュースは、よくソーシャルワーカーを取り上げてくれる印象を持ちます。渕野辺総合病院(161床)は急性期に加えて、回復期と地域包括ケア病床をもつ、地域のコンパクトなケアミックス型の病院。

退院後に行う自宅へのソーシャルワーカーの派遣が特徴的です。退院前訪問でソーシャルワーカーが同行することは一般的ですが、退院後の訪問については、退院後訪問指導料として医師又は当該医師の指示を受けた当該保険医療機関保健師助産師又は看護師が訪問する場合には算定可能ですが、社会福祉士には未だ認められていません。これは、「医療ニーズが高い患者が安心・安全に在宅療養に移行し、在宅療養を継続できるようにする」という趣旨のためです。ただ、医療ニーズだけでなく生活課題が多様に存在していたり、関係者が多く地域以降が定着するまでの過渡期において、患者・家族のニーズを見極めて医療・介護を結ぶ支援者としてソーシャルワーカーの訪問も大切だと思います。これは、退院後だけでなく外来患者でも同様のことが言えます。

ソーシャルワーカーによるアウトリーチの好例だと思います。

以下、一部転載。


加えて小池副病院長は同院の特徴として、治療後や退院後のサポート体制を挙げる。具体的には入院時に落ちてしまった体力の回復を図るリハビリ体制、退院後に行う自宅へのソーシャルワーカーの派遣のほか、近隣の介護関連施設とも連携し、充実した生活に向けて支援するなど幅広く対応。