「周りは『別れちゃえば』、医療現場も認識不足… 精神疾患の家族サポートが届かぬ理由」『Yahoo!ニュース』2021年1月4日
「周りは『別れちゃえば』、医療現場も認識不足… 精神疾患の家族サポートが届かぬ理由」『Yahoo!ニュース』2021年1月4日
https://news.yahoo.co.jp/byline/otsukareiko/20210104-00214221/
とても、フィーリングの合う内容でした。
以下、一部転載。
病院も、家族支援をしてほしいんですよ。病院はまず、診察室に本人しか入れなかったりして、家族に説明がないこともあります。病気になった本人が家族を悪く言うこともあるので、そちらの味方になって、なかなか配偶者の話を聞いてくれなかったり。一人の病気の人を支援するときに、その人には四六時中一緒にいる家族がいて、その人たちの生活に多大なる影響を及ぼしている、ということを医療者にまず理解していただいて、ご家族がソーシャルワーカーに相談できるようにするとか、それはすごくやっていただきたいです。
(中略)
――『心病む夫と生きていく方法』を読んでいると、「そんなにひどい暴言や暴力を受けるなら離婚したほうが…」というふうにも思ってしまいますが、他人のその言葉が配偶者をより苦しめる、ということも書かれていました。
やっぱり、本来のその人の魅力があったから当人たちは結婚しているわけです。本のなかにも、病状がすごく良くなったら元に戻ったという人はいましたし。だから、周囲は「別れちゃえばいいじゃない」「別れなさい、別れなさい」と言うけれど、そんな簡単にはいかないものなんだなというのは私も思いました。
■関連
「『どうしちゃったんだろう、この人?』配偶者が精神疾患に…家族の知られざる困難」『Yahoo!ニュース』2020年12月30日
https://news.yahoo.co.jp/byline/otsukareiko/20201230-00214215/