全国の在宅療養支援診療所申請率は約10%(平成18年度7月1日現在)

厚生労働省は、1月27日中央社会保険医療審議会総会(第97回)にて、『主な施設基準の届出状況等について』(平成18年7月1日現在)を発表した。それによると、在宅療養支援診療所の数は、9,434施設(A)にのぼる。 同時期の『医療施設動態調査(平成18年6月末概数)』によると国内の診療所数は、98,429施設(B)。 (A)/(B)×100=9.6% 当時の在宅療養支援診療所申請率は、約10%であった。つまり、制度発足3ヵ月後の平成18年7月1日時点で、全国にある診療所のうち約1割が在宅療養支援診療所だったということだ。それ以後どのような増減をしているのかは分からない。 この様にマクロの情報は断片的にではあるがインターネット上で入手できるけれども、メゾ・ミクロレベルかつタイムリーな情報は、情報開示申請手続きを踏まなくてはならず、簡単には入手できない。2006年10月25日の記事「在宅療養支援診療所はどこにあるの?」でも書いたように、利用したい本人・家族が自分の地域のどこにそれがあるのか、簡単に調べられるような仕組みを早急に作ってもらいたい。そうでなければこの制度の意味が無いと思う。