「医療社会福祉計画論演習」に私的聴講

恩師二木立先生のご好意で、毎週木曜日6限(18:15-19:45)に大学院で先生の担当されている「医療福祉計画論演習」(通年)へまずは前期だけ参加することに。昨日第1回オリエンテーションに参加。今回は、履修予定者と聴講生と私的聴講生併せて23名が参加。 院生時代に履修した科目であるが、もう一度シラバスの目的にある「②『研究のための研究』ではなく『世のため人のため』になる研究テーマの見つけ方、研究の『眼と構え』、実証研究のコツ等のヒントを得る」ために参加させて頂くこととした。今回参加できるのは、理解ある上司のおかげである。感謝してもしきれない。 この機会をどう活かすかは、まさに自分次第である。真剣に向き合いたい。また、参加者が大変面白そうな方々なので、演習後には良い情報交換が出来そうである。 以下、シラバスを転載。


【2008年度日本福祉大学大学院社会福祉学研究科・講義概要】 科目名:医療福祉計画論演習 担当者:二木 立 目的: 本演習は、院生の皆さんが、①日本の医療・介護政策の特徴と最新動向について学ぶとともに、②「研究のための研究」ではなく「世のため人のため」になる研究テーマの見つけ方、研究の「眼と構え」、実証研究のコツ等のヒントを得ること、を目的としています。 授業の進め方: 本演習は、私の3冊の著書をテキストとして、ゼミ形式で学びます。

 まず、『医療経済・政策学の視点と研究方法』を用いて、医療経済・政策学を中心とした、研究の視点と方法・技法を学びます。次に、『医療改革-危機から希望へ』を用いて、日本の最新の医療政策・改革の動向と論争を学びます。最後に、『介護保険制度の総合的研究』を用いて、介護保険政策の長期的動向と論争を学びます。 毎回、院生がテキスト要旨+αをレポートし、それに基づいて自由討論を行います。このレポートは、毎回、私が事前に添削します。毎回、本題(テキストの学習)に入る前に、私が、「今日の話題提供」として、医療・介護政策に限らず、院生が研究を進める上で参考になる最新情報(図書・論文・新聞記事等)を紹介します。 なお、「医療経済学特講」(後期開講)を併せて履修すると、相乗効果が期待できます。 テキスト: ○二木立『医療経済・政策学の視点と研究方法』勁草書房,2006. ○二木立『医療改革-危機から希望へ』勁草書房,2007. ○二木立『介護保険制度の総合的研究』勁草書房,2007. 参考文献: ○二木立『「世界一」の医療費抑制政策を見直す時期』勁草書房,1994. ○二木立『日本の医療費』医学書院,1995. ○二木立『保健・医療・福祉複合体』医学書院,1998. ○二木立『介護保険医療保険改革』勁草書房,2000. ○二木立『21世紀初頭の医療と介護』勁草書房,2001. ○二木立『医療改革と病院-「抜本改革」から部分改革へ』勁草書房,2004. 成績評価: ①テキストの要旨+αのレポート、②毎週の演習での発言、③前期・後期の終わりに提出するレポート(別途指示)の3者を総合的に判断して、評価します。