FileMaker Pro9/介護老人保健施設

FileMaker Pro9によるデータ管理ソフトの作成が着々と進んでいる。特に画像やGoogle Map、PDFファイルの貼付など、様々なデータを統合することで、利用者一人一人のイメージを立体的に捉えることができる。 老健全体に係わるファイルにおいては、各部門(看護・介護、栄養、リハ、支援相談員)の専用入力項目を組み合わせることで、更にお互いの連携を補助するツールとなる。 支援相談員業務に係わるファイルに限って言えば、基本情報データベース、社会資源データベースの2つを目下運用中であり、上司・同僚と話し合いながら日々改善している。改善後は劇的に業務効率が上がるため、これがまた忙しい業務の合間の楽しいひと時でもある。特に社会資源データベースは、従来の紙ベースでの情報収集と異なりデータベース化によって、情報の検索と活用効率が明らかに向上する事が予想され、その成長に期待している。 この様に、自由にデータベースを設計することが出来るため、臨床に携わる者同士が話し合いながら必要な項目やインターフェースを作り上げることが出来る。これがFileMaker Proの魅力の一つであろう。業者委託であれば、お金もかかるし、第一「しっくり」こない可能性が高い。 但し、データ量の増加やゲストコンピューターからのアクセスによるホストコンピューターの情報処理機能への過度な負荷といった課題も残る。その点は、1TB級のハードディスクと最上限のメモリを造設したり、きちんとサーバーを設置する必要があろう。