国立がんセンターがん対策情報センター編『がん相談員のための学習の手引き~実践に役立つエッセンス~』2008.9
以下、大牟田市立総合病院(福岡県)のMSW北嶋晴彦氏より情報提供。(いつもお世話になります。) がん拠点病院などに設置された相談支援センターのがん専門相談員を対象としたテキストが発表されました。10月3日付けで、がん情報サービス(国立がんセンターがん対策情報センター内)にてアップされています。 各種がんに関する内容以外の、「基本的な疾患の知識から、相談の受け方、その他診療や医療機関の情報収集や提供の方法など、必要となる知識や技術の全体像を示し、その基礎知識のエッセンスをまとめたもの」(「はじめに」より)とのこと。今後も、随時改定予定。 5名の編者と36名の執筆者の総勢41名。ソーシャルワーカー(臨床家・研究者)や看護師などが執筆。ソーシャルワーカーとしては、大松重宏氏(国立がんセンター がん対策情報センター)、植竹日奈氏(まつもと医療センター)、臼倉幹枝氏(東京海上日動メディカルサービス)、北嶋晴彦氏(大牟田市立総合病院)、高山恵理子氏(上智大学)、田村里子氏(東札幌病院)のお名前を拝見。 老健の支援相談員、他の疾患を専門とする医療ソーシャルワーカーにとっても同様の手引きを作成する際に参考になると思います。
国立がんセンターがん対策情報センター編『がん相談員のための学習の手引き~実践に役立つエッセンス~』2008.9 頁数:110ページ ○目次 第Ⅰ部 日本のがん対策とがん専門相談員の役割 ①日本のがん対策とがん情報提供体制の基盤整備 ②相談支援センターがん専門相談員の役割 第Ⅱ部 がん相談支援のプロセス(各論) ①がんの心理社会的側面 ②コミュニケーション ③情報資源の収集スキルと提供 ④基本的情報資源の活用法 ⑤地域・生活関連情報の収集 ⑥セカンド・オピニオン 第Ⅲ部 地域のネットワークづくりと広報 ①地域のネットワークづくり ②広報の方法 ③がん情報ニーズの把握 第Ⅳ部 がんに関する医学的情報 ①診療ガイドライン ②臨床試験 ③未承認薬 ④アスベストによる肺がんおよび中皮腫と法律・制度 第Ⅴ部 がん相談支援の質の管理と維持 ①品質管理(サービスの質)