新刊案内

もともと2001年に発刊されたもの。10年ぶりの改訂であり重要文献です。根拠通知に目を通した上で現状を見直してみると、色々な矛盾が浮き彫りになると思います。64ページと大変読みやすく、自分の理解を深めるためにも手元に置いておきたい1冊です。 ささえあい医療人権センターCOML 編『入院する前に知っておきたい  新・差額ベッド料Q&A』岩波書店,2011.1.7 ○内容 入院する時に、保険外で請求される「差額ベッド料」。患者自身が同意しているのか、治療上の必要で差額ベッド料が必要な部屋に入院したのか・・・。複雑な制度を解説しながら、長年の電話相談の経験の蓄積から、差額ベッド料は必ずしも個室とは限らず、払わなくていい場合もあること、同意書が重要なことなどを、具体例とともに、ていねいに語る。 ○目次 はじめに      辻本好子 Q1 差額ベッド料とは Q2 請求される場合,されない場合 Q3 差額ベッド料に関する国の通知 Q4 “差額”の設定条件   コラム 保険外併用療養費制度による特別料金の現状 Q5 料金は病院によって異なる Q6 病院からの説明 Q7 同意書とは Q8 個室の料金とはかぎらない Q9 治療上の必要 Q10 感染症の場合 Q11 空きベッドがない場合   コラム 同意書の例 Q12 払えない場合 Q13 病院との交渉方法 Q14 同意書にまつわるトラブル Q15 相談機関   コラム COMLに届いている差額ベッド料の相談内容 Q16 返還請求 Q17 患者が気をつけるべきこと   コラム 保険外併用療養費制度 巻末資料 差額ベッド料に関する質問主意書答弁書   差額ベッド料に関する通知