雑誌案内
先週の『週刊東洋経済』2011.8.13-20の特集1は、「病気にかかるおカネ」。がん編と慢性疾患編に分けて、各疾患の治療のトレンドと必要となる医療費(推計値)について掲載されており、医療ソーシャルワーカーとして、普段よく接する内容なだけに興味深く読みました。
東京都立駒込病院ソーシャルワーカー河野正恵氏が登場しています(pp.65-67)。
読者層がサラリーマンなので、ケーススタディに健保組合加入者が取り上げられていましたが、出来れば、国保加入者でがん治療を行う場合の経済的逼迫(傷病手当金なし・付加給付なし)状況についても取り上げてほしかったです。自営業者や派遣社員や退職後の発病者にとって、がん治療は本当に継続が難しいと思います。
○目次
最新治療と費用がわかる
病気にかかるおカネ
図解 病気になったら費用はどのくらいかかるのか?
レセプトを見て支払った医療費を知ろう
がん編
増える治療の選択肢 高額な費用をどうする
がん患者・家族124人の本音! 費用で困っていることは?
肺がん/胃がん/大腸がん/乳がん/前立腺がん/がんの緩和ケア/がんの検査
先進医療制度 混合診療認めた独自制度 今後、技術数の急増も
がん保険の賢い選び方 この5点をチェックしよう
公的制度 高額療育費や付加給付、費用減らすあの手この手
慢性疾患編
病気の悪化を防いで、さらなる費用を抑制
高血圧症/脂質異常症/糖尿病/脳梗塞・心筋梗塞/うつ病/アルツハイマー病
在宅医療/歯周病/慢性腎臓病
医療保険の賢い選び方 この4点をチェックしよう
「病理管理」で重症化を防ぐ!医療コストの削減に期待
病院選びに役立つ! 診療内容の格差情報大公開
損をしない!医療費Q&A
複数の病気を抱えている人が医療費を抑える方法とは?
余計な差額ベッド代を取られないようにするには?
安いジェネリック医薬品を使って本当に大丈夫?
入院費は病院によってどれだけ違う?