新刊案内

明日発売。特に特養や老健の相談員と対象を限っている訳ではないようです。 福祉と介護研究所 http://www.fukuken.org/ 29 梅沢佳裕 生活相談員に必要な仕事力 梅沢佳裕『生活相談員 その役割と仕事力』雲母書房,2011.10.15 ○内容 生活相談員とは、どのような職種の人たちなのでしょうか。ハッ キリと答えられる人が何人いるでしょうか。おそらく、現在相談業務に就いているみなさんの中にも、明確に答えられる人は、そう多くはないと思います。私もたくさんの模索の末に、この疑問に正面から答えようと考えた次第です。  この本は、そのような現業に迷っている相談員、そしてこれから生活相談員ソーシャルワーカーを目指そうと大志を抱いている入門者(学生さん)に向けたテキストです。多様なニーズに対応しな ければならない相談員は、今後も地域連携という業務領域を拡大しながら、その期待に応えていかなければならない重要な職種です。 この本を手がかりにして、今後の業務の一助となることを願っています。(「はじめに」より) ○目次 第1章 相談員の役割とは何か 1)相談員の出発点に起つ 2)相談員のすべき役割はこれだ 3)相談員の理想と現実のギャップ 4)相談員の迷い・悩み 第2章 相談員業務を理解しよう 1)ソーシャルワーカーとの関係 2)入所施設の業務の留意事項 3)契約と重要事項説明 4)退所に関する相談 5)入所・利用中の相談援助業務 6)家族や利用者との連携・調整業務 7)コミュニティ・ソーシャルワーク業務 8)施設内の連携・調整業務 9)苦情の窓口調整業務 10)個別援助計画の作成業務、作成の援助業務 第3章 自分を理解し個性を活かす相談員 1)相談員として業務に向き合う 2)自分の性格を理解する(自己覚知) 3)自分のスタンスを決める 4)相談員の型を知り、自分のスタンスを確認する 第4章 もう迷わない、これが相談員だ。 1)相談員に期待される役割…その1 2)利用者のニーズとは何か 3)相談員に期待される役割…その2 第5章 相談員に必要な9つの視点 1)相談員固有の地域アセスメント視点をもつ 2)視点1…ミクロ視点 3)視点2…マクロ視点 4)視点3…トータル・マネジメント視点 5)視点4…ストレングス視点 6)相談員固有の個別アセスメント視点をもつ 7)視点5…全体性の視点 8)視点6…主体性の視点 9)自律支援のための関わり 10)視点7…個別性の視点 11)視点8…継続性の視点 12)視点9…社会性の視点 第6章 相談員に必要な7つの仕事力 1)仕事力1…自己管理力―self management 2)仕事力2…時間活用力―time management 3)仕事力3…総合調整力―total coordinate 4)仕事力4…発想力―idea 5)仕事力5…実行力―action 6)仕事力6…企画力―planning 7)仕事力7…洞察力―insight 第7章 相談員としての役割を発揮するために 1)「思うように仕事ができない」を克服するために 2)事例1…「何でも屋」の称号? 3)事例2…業務をこなしきれない 4)事例3…今、対応できません 5)事例4…他職種との連携 6)権利擁護と権利侵害の境界線 7)事例5…利用者の気持ちの受け止めと対応 8)事例6…認知症という一括りにした関わり 用語説明