中央社会保険医療協議会総会にて退院調整について議論

昨日の、中央社会保険医療協議会総会にて退院調整について議論がなされた様です。ここで『医療連携について』という資料が配布されており項目①において、退院調整が取り上げられています。 9月16日に開催された、第45回社会保障審議会医療保険部会で配布された『次期診療報酬改定の基本方針の検討について 参考資料』(1)(2) では、「退院調整」という言葉から今後「退院支援」に変えていくのだと思っていましたが、今回配布された資料では、結果的には両方の言葉が明確な定義もなく様々に使われていました。言葉の使用には厳密な厚労省なだけに残念です。 ポイントは以下の4点。 ①急性期病棟等退院調整加算と慢性期病棟等退院調整加算の一本化 ②退院支援が必要な者を抽出するための項目の明確化 ③退院支援計画書orスクリーニング(資料上はどちらの項目も掲載)を入院7日以内に作成 ④退院調整に係る参考データは海外や看護研究からの出典 【関連】 ・加藤由美「(巻頭言)患者を見据えた退院支援の体系化」『日本医療・病院管理学会誌』Vol. 48,No. 4,p187,2011